スマリヤン自伝

「天才スマリヤンパラドックス人生」
レイモンド・スマリヤン著、高橋昌一郎訳、講談社

作者の本の中でも題名が悪い部類に入るかもしれない。
スマリヤンの自伝。自伝というよりいつものようにパズルとジョークが満載。
自伝でパズル書くか? まあ、ほとんど引っかかってばかり。

僕が作者の本を知ったのはマーチン・ガードナーの連載記事が最初。
同じ連載記事でホフスタッターのGEBも知った。
ゲーデル物のパズル型解説書を何冊か書いている。

本の中でチェスのルール拡張について書かれていたのを紹介しておく。
一回の手順でナイトが二回飛ぶことを許すというルール拡張を行なった時
第一手でチェックメイトできるというもの。
チェスのルールを知っている人ならどういう意味なのか考えて見ると面白いだろう。
この人、いつでもこういうこと考えて居るんだろうなと思った。