Into the Woods 第一幕

洗足学園音楽大学3年生公演『Into the Woods 第一幕』。洗足学園音楽大学前田ホール。
二幕は無し、一時間四十五分。マイク使用、生演奏。
ちなみにチケット代はとらない!
学生さんの公演でスタッフ・キャスト表はwebには無く、パンフレットに書かれているのみ。2班構成だったらしい。
こちらはオオカミは一匹で、王子とは別の人物、っていうか、大学の准教授(スティーブン・カー准教授)がやってる。オオカミと赤ずきんの掛け合いはオオカミは英語、赤ずきんは日本語で。なかなか面白い。ここでは2幕はやらないので王子と同じ役でなければならないという理屈は成立しないのだ。
歌は総じて上手い。鳥はダンサーが三人で演じる。またミルキー・ホワイトを女性が白い衣装を着けて演じている(喋ったり歌ったりはしないのでダンサーだ)。宮本亜門版のように着ぐるみで演じる飯野めぐみの顔が見えないということもない。斬新で画期的だ。
魔女役の第二幕が見てみたい。
日本語版3作見たので、翻訳を比べてみる。「Agony」の訳は宮本版が「狂おしい」、seiren版が「どうして」、洗足版が「ああつらい」。この点では洗足版が一歩リード。洗足版では「I wish」はそのまま使っていた。
やっている人達は第二幕の展開を知っているのだろうか? 知らないのなら是非見て欲しいと思う。それで第一幕の演技も変わる可能性もあるだろう。